TORI & MARU

毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2015年10月27日火曜日

調子が良いのかそれとも調子こいてるのか

4月25日(土)の記録


サポートバンドの練習の前に、ドラムの音取りをしました。原曲のドラムを耳コピして楽譜をつくるわけですが、正式な譜面の書き方を知らないので、自分だけにしか分からない暗号のメモ書きになります。タドットタドットとかドターンドタタドとかタカタタ・トト・パッ・トト・ラタタなどと表記しています。中森明菜の「十戒」の譜面には、【タ・タ・タ・タ(キメ)→すぐ→ンドドターンで飛び出す 】と書きました。

Sさんのバンドは幡ヶ谷のスタジオで練習です。2回目のスタジオなのでそつなくこなせました。ただ【タ・タ・タ・タ(キメ)→すぐ→ンドドターンで飛び出す 】はスタジオで見てもリズムが思い出せませんでした。

次の練習はMさんのバンドで東新宿のスタジオです。幡ヶ谷から自転車で急いで向っていたのですが、博多天神で替え玉をしてしまい遅刻しました。食べたくもないラーメンを食べてしまうこと、ありますよね。

Mさんバンドはブルースが中心ですが、僕はブルースを聴いたことがないし、聞き分けられないので、体育会系の部活のように何度も何度も繰り返しながら、3時間みっちりスイングを叩き込んでもらいました。自分流の楽譜に書くならば、【ドッターンドッドターン】が基本パターンになります。

練習を2本こなすと空が暗くなっていました。地下のスタジオから出て土曜の夜の空気を吸い込むと、俄然お酒が飲みたくなってきます。腰や肩がパキパキ鳴って不安でしたが、東京で一番お酒の濃いお店、Sさんの所に行くことにしました。ウイスキーの水割りではなく、水のウイスキー割りが出てくるお店です。

たまたま居合わせたJ子とA子チャンは、昼間のバンドのボーカルです。お綺麗ですが世間的には熟女の領域。二人とも歌い方が艶めかしいです。ドラムのことでチヤホヤしてもらったので、お礼にイケメンの若者を呼び出しギブアンドテイクしました。きゃっきゃしているといつもより水のウイスキー割りが染み渡りますね。

すっかり仕上がったのでみんなで二丁目へ。するとまあ、なんということでしょう。あまり新宿に縁のないヨガの先生やお友だちがぞろっといるではないですか。綺麗な女性がどさっと増えたので、脳内から気持ちの良い汁がドバッと溢れ、ただならぬ多幸感に包まれました。スケベなものです。

2015年10月1日木曜日

夢の女はぽってりとした唇のEカップ



4月24日(金)


お店の片隅に若い女性がいました。
ひとりで来ているようで、
かなり酔っぱらっています。
そしてなんだか色っぽい。
あどけない顔なのに、体は肉感的。
桃色の肌で、たぶんEカップくらい。
ソファーにしなだれていると、
たまにスカートから腿が見えます。
店員としゃべると笑顔がこぼれ、
人なつっこい瞳がキラキラします。
すこしだらしない口元は
お酒で濡れていて、
柔らかい髪がまとわりついている。

ただ、いくらおしゃべりしても、
なにを言っているのかがわからない。
日本人で、日本語なのに、
まったく話しがかみ合わない。
あしらわれてるわけでもなく、
お互い前向きに話してはいるのに、
さっぱり意思疎通が成り立たない。
つかめそうでつかめない、
蜃気楼のような会話でした。

ムラムラが不完全燃焼なので、
お寿司をばくばく食べて
ラーメンを替え玉まで食べて
吐きそうになりながら寝ました。
実力不足な夜でした。






剥きすぎ注意。剥きすぎるなるな危険。皮は身であり、身は皮だ。


4月23日(木)のメモ


タケノコの皮をペリペリ剥いていたら
いつのまにか消えて無くなりました。
タケノコ、全部皮です。
先にググればよかったです。
もったいないので
食べられそうなところを
刺身のように食べました。
これはおいしかったです。
しかしあわてていたので
本当に皮、正真正銘の皮、
のところも食べてしまいました。
これは食えたもんじゃなかったです。

無事生き残ったもう一本のタケノコは、
炊き込みご飯にしました。
でっかい土鍋で炊いたし、
前日からの仕込みの手間もあったので、
なんともおだやかな達成感を味わえました。
上品な味で、うますぎて、
すぐ食べ終わってしまいました。
もはや跡形もなし。無常であります。

夜は「いっぷく」「ストップ」「シゲツ」、
ここででM先輩と合流し、
「アイララ」「けんちゃん」また「アイララ」、
最終的に「家遊び」という撃沈コース。
もはや思い出もなし。
ゆく川の流れは留まることを知りませんね。





君が毎朝走るように、僕は毎晩酒を飲むのさ


4月22日(水)のメモ


「明日、朝早いからさ」
「なにかあるの?」
「毎朝10km走ってるんだよね」
「なんで走るの?朝から疲れるじゃん」
「いや、気持ち良いんだよ」
「気持ちよくないよ、走ると疲れるもん」
「やってみなよ、気持ち良いから」
「やだよ、酒飲んだ方が気持ち良いよ」
「ほんと良く酒を飲むよね」
「ほんと良く走るよね、丈夫だね」
「俺カラダ弱いんだよ、そんなに酒飲む方が丈夫だよ」
「いや、俺なんか走ったらケガするレベルの虚弱だよ」
「いやいや、酒飲む方が丈夫だって」
「そんなばかな、走る方が丈夫だって」
「気持ち良いから走ってみなよ」
「やだよ、俺は君が走るように毎晩コツコツ酒を飲むのさ」
「・・・」
「君は朝走る、俺は夜飲む、ああ、同じだ!」
「・・・」
「毎日の習慣、ね?」
「・・・」



今日はきゃりーちゃんの原稿を仕上げ、
こまごました仕事を片付けました。
優等生な仕事ぶりだったと思います。
夜はイラストレーターからお悩み相談がきたので、
「だいじょうぶ、君は天才だ」と励ましました。
胡散臭そうに「ありがとう」と言われました。
トルコに行く人と、近所のご夫婦が遊びに来ました。
トルコに行く人とはジョギングに関して議論しました。
ご夫婦からは穫れたてのタケノコをもらいました。
タケノコは米ぬかと一緒に湯でるそうです。
さっそく取りかかりましたが、1晩かかるそうです。
手間がかかると、なんか愛おしくなりますね。
明日が楽しみです。






隣三軒両隣の世界で今夜もサバイバルダンス


4月21日(火)のメモ


俺は大手代理店の部長だ、というリア充っぽい威嚇と、

俺は会社を25年もやっている、という脂ぎった威嚇と、

俺はラグビー界の重鎮だ、というマッシブな威嚇と、

俺はお前ら全員の先輩だ、という老人の威嚇に囲まれる。

みんな生きてるなあと思い、

世界は平和にならないなあと思う。

それよりはやく帰って

きゃりーちゃんの原稿仕上げなきゃなあ、

と思いながらも三丁目で飲み直し、

残尿感がさらに募りました。







2015年9月18日金曜日

薄まった水割りのような夜


4月20日(月)


おいしいも、エロいも、楽しいも。
死ぬほど大好きだったのに、
ほとんど中毒だったのに、
どうして永遠に続いてくれないんだろう。
いつだって氷の溶けた水割りのように、
やがてぼやけ、在りし日の魅力は遠ざかる。

どうも調子がおかしい。
明日の分まで仕事をしてしまった。
水割りは溶けないうちに飲み干した。
ほのかな万能感に包まれたが、
尿のキレは悪かった。





2015年8月18日火曜日

きゃりーなんとかさんとのシゴト


4月19日(日)


今日はきゃりーぱみゅぱみゅ氏の仕事だ。
六本木のスタジオで、
撮影の合間にインタビューをする。
なんと呼べばよいものか。
きゃりーさんで失礼はないかな。
などと考えながら奥の部屋のドアを開けた。

車の撮影もできるほど大きなスタジオには、
贅沢なライティングがセットされていた。
蛍光灯を縦に立てたような、青い照明だ。
誰が何の関係者なのか分からないくらい、
たくさんの人がうろうろしている。
自分も一緒になって、
そこら辺をうろうろしてみる。
ピカピカの靴を履いてる人が多いことに気がつき、
トイレでスニーカーを少し磨いた。

メイクを終えた主役が現れると、
皆が口々に「オネガイシマース」と声を張り、
スタッフたちが持ち場に着く。
私は原稿を書くという名目があるので、
かまわずうろうろし続けた。
一流の仕事がテンポ良くはじまり、
一流の会話が飛び交う。
我が身をみじめに思う必要は無い。
メインステージに立てなくたって
舞台袖を胸を張って歩けばよいのだ。
そう思って胸を張り、
ゆっくりうろうろし続けた。

撮影が半ばに差し掛かった頃、
インタビューのタイミングが
2回あることを知らされる。
もちろんポーカーフェイスでうなずく。
さあどうぞと唐突にバトンを渡され、
それではよろしくと挨拶を交わし、
一回目のインタビューがはじまった。

音楽の一発撮りのように、
よどみなく、過不足なく語り、
見事な着地を決めてくれる。
聞き直したり、聞き足したりする必要がない。
あっという間だ。
3分もかからなかっただろう。
これが400字以上の原稿になる。

次の出番を待つ間、
スタッフの中でいざこざが起こった。
「ぶっ殺すぞこの野郎」と罵る人と、
罵られてもシカトしている人。
状況はよく分からなかったが、
なぜかシカトしている奴の代わりに、
私がどうもすみませんと謝った。
残念ながら効果はなかった。

2回目のインタビューがはじまる。
さあ、おまえ、ライターだろ、
面白いことを言え。
という雰囲気の中で、
実際に声に出してそう煽られる。
あんたたちは敵なのか?
でも大丈夫。ネタは考えてきた。
息苦しいのは人が多すぎるからだ。
第一声がかすれたのは空調のせいだ。

間近に座ると、
抜けるような白さがさらに際立つ。
一流の美肌だ。
かの松田聖子氏もケタ違いの白さだという。
しかしそんなことは話さない。
話してはいけない。

本題を切り出すと、先ほど同様
よどみがなく答えてくれる。
単語ではなく、すべてストーリーで
語ってくれ、話題も面白い。
だから人気者なのだなあと思うが
もちろんそんなことは言わない。
言う必要がない。

今朝はなにを食べたのか
昨日の夜はなにをしていたのか
今日このあとの予定は?
どうでもいいことを聞きたくなるが
私は常識ある社会人なので
もちろん私利私欲には走らない。
走れるわけがないのだ。

ただ胸の中で
ありがとう
ファンになりました
応援します
と強く念じ、
30分弱の仕事が終了した。





2015年8月14日金曜日

バンドには女子がいた方が良い


4月18日(土)


晴れた午後、
赤い自転車に乗って
幡ヶ谷のスタジオへ。
トロトロ走る。

女の子3人が
マイクを握るという
歌謡曲バンドの練習。
やる気出る。

ジュディマリ
中森明菜
アンルイス
が何度もループ。
叩くの難しい。

練習後、
太陽食堂へ。
女の子3人いるから
とても楽しい。
飲み過ぎる。

フラフラと
自転車に乗って帰る。
フロントフォークが
ゆるゆるで、
リキむとハンドルが
ぐにゅっとゆがむ。
転んで痛い。





2015年7月22日水曜日

いつも手が腫れている


4月17日(金)

いつもの美容院で髪の毛を切って
いつもの立ち飲み屋でビールを飲んで
いつものロックバーでウィスキーをのんで
いつものラテンバーでコンガを叩いて
自転車を忘れて帰った






二人でお酒を飲みましょうね


4月16日(木)

聴きながらうっかり泣きました







ニュー・フルーツ・サイドビジネス



4月15日(水)

バナナのようにするっと皮がむける
新しいパイナップル、「パナナ」。
カタチはバナナで、質感はパイナップル。
これは売れそうだ、どこかにないかな。

ブドウのようにたくさん実のなる
新しい桃、「グレープ・ピーチ」。
カタチはブドウで、味は桃。
これも売れそうだね、どこかにないかな。

このように私は常にサイドビジネスを夢想し、
来るべき無職に備えようとしている。
新しいフルーツの最初の輸入者になるのだ。
人は私を「ニュー・フルーツの王様」と呼ぶだろう。
フレッシュでスイートなサクセスだ。

ついでに新発明も考えた。
水だけで汚れが落ちる「激落ちくん」は、
歯のヤニをとるのにもってこいだ。
セルフオーラルケアが手軽に行える。
そこで、この激落ちくんの素材
「メラミンフォーム」をつかってデンタルフロスを作る。
歯間のホワイトニングもラクラクだ。
磨きすぎると歯が減ってしまうから
商品名は「スキッパー」でどうだろう。
いつまでも白い歯、素敵じゃないか。
これで老後も安心だ。





2015年7月16日木曜日

シーセパラージと言えなくて


4月14日(火)


銀座のABCラーメンでは
「特製ゴマ味噌つけ麺」の大盛りをたのむ。
なんどもたのんでいるから、店員さんが
「シーセパラージ」と言うことを知っている。
今日は店員さんに
「シーセパラージで」と言ってみようか?
ドキドキする。
「ご注文、お決まりでしょうか〜?」
といつもの節回しで聞かれ、
結局「ゴマ味噌つけ麺の大盛りで…」と言ってしまう。
わたしはシャイなのだ。
でも間髪入れずに
「シーセパラージいただきました〜」
と厨房に叫ぶのを聞いて
ほらね、と一人満足する。
そうそう、シーセパラージ、くくくくく。
(オマージュ)





2015年7月15日水曜日

なぜみんなはそんな普通な顔して生きていられるのかしらという不安



4月13日(月)


できないことを気に病んでしまって
苦しくって生きた心地がしない。
そんなことばっかりの時季があった。
20代はほぼそんな感じだった。

でも「やっぱできることしかできない」と気がついて
徐々に現実が気楽になった。
仕事も、恋愛も、友人関係も、趣味の音楽も、
できることしかできないのだ。

そう思えたのはきっと、
得意なことで認められたという経験と
なんとか喰っていけている事実があるからだろう。
おかげさまで胸が締め付けられるようなことはなくなった。

ところが最近、ふっと、
辛かったあの頃のことを想い出す。
あの「苦しさ」は今、ただ目の前の忙しい現実に
うやむやにされているだけであって、
心の奥底にどんどん沈殿しているのではないか?
取り返しの付かない量の「苦しさ」が
深海に積もる砂のように蓄積しているのでは…
そう思うとゾッする。

ある日、
経験が打ち砕かれるくらいの事態が起き、
事実が崩壊してしまったらどうなるのだろう。
ゼロからやりなおす必殺技など持っていないのに、
自分にはそこから這い上がることができるだろうか。

ああ怖い。
うう苦しい。
もう寝よう。

-----------------------(その夜の夢)--------------------------
ライターなのか
プランナーなのか
はっきりしろ(怒)
おまえは全知全能の神ではない(怒)

「じゃあプランター」で
と言いかえし
音が遠のきグラスが割れた。
----------------------------------------------------------------




ワンポイント その2



4月12日(日)

髪の毛も、まつげも
くちびるも、耳たぶも
ネイルも、ペディキュアもピカピカなのに
サンダルからはみ出た小指の横が
象の肌のようだった






1年目のすき間



4月11日(土)


午前中、家の補修をしてもらった。
新築購入のサービス、「1年補修」のタイミングだったのだ。
といっても油がつき始めた換気扇を洗ってくれるとかではなく、
明らかに壊れているところしか直してくれない。
そうなると「壁紙のすき間」くらいしかない。
なのですぐ終わってしまった。
業者はそそくさと帰ってしまった。
なんか、俺に、隠してることない?
ほんとは、専門家にしか分からない
「見つけにくいけど壊れやすいところ」あるんでしょ?
そこを教えてよ。
飲みかけのお茶を片付けながら
ちょっと寂しいというか
損した気分というか、疑心暗鬼になった。






ワンポイント その1



4月10日(金)


おでこも、ほっぺも
にのうでも、あしのすねも
さくら色の陶器みたいにスベスベなのに
ワンピースのスリットから見える背中には
くるくるっと渦巻くうぶ毛が生えていた





2015年6月23日火曜日

なぜシリアスにフル勃起せねばならぬのか



4月9日木)


前立腺のおクスリ(ザルティア)と
EDのおクスリ(シアリス)は
おなじ成分なのです。
ザルティアを4錠飲むと
シアリスと同じ働きをするのです。
オッタチーニョな豆知識でした。





2015年6月22日月曜日

ナロウなアナルのため息を聞け



4月8日(水)


「前立腺肥大症」と言われた時、さすがにくじけました。
もっと高齢の方がかかる症状だと思っていたし、
自分には無縁の下半身プロブレムだと思っていました。

で、ただでさえ恐ろしいのに、
原因の究明というか、
医者からの尋問がさらに恐ろしいんです。
頭ごなしに性病を疑ってくるんです。
親にも疑われたことがないのに、
赤の他人の泌尿器科のおっさんに疑われるんです。
君はきっと性病だよ、ってね。

(以下、医者)
君みたいな年でこの症状が出るのはおかしい、
クラミジアの可能性もあるから即検査だ、
クラミジアが原因だったら大変なことになるぞ、
パートナーにもしっかり伝えなきゃいけない、
もしかして前立腺マッサージをしすぎなんじゃないのか?
マッサージしすぎで傷口からばい菌が入ったのでは?
そういう趣味の人、けっこういるんだよねえ、、
ま、君みたいな年でなるわけがないんだから、、、
不特定多数と関係をもったんじゃないの?
ま、検査すればわかっちゃうけどね。

とまあ、こんな具合。
ちょっとひどくないですか?
医者がこんなんでいいんですか?ってね。
こっちは息子の不具合で弱気になってるってのに、
チンコまで見られてるってのに、
もうずっと叱られているような気分ですよ。
いや、もはや辱めといっても過言ではない、これは。

さらに、ここまでブチブチ言いまくっておいて、
どんな診察するのかっていうと前立腺マッサージ。
ドクターのフィンガーをアナルにインしてこねるだけ。
まじでわかるの?あなたの指はセンサーなの?
あ〜大分固いね、変形してるねってさ、
いてーんだよまじでグリグリしやがって嫌いだよおまえ!
って涙が一筋流れましたね、実際。
うるるん。

んで、漢方出されて、検査結果待って、
再度行かなきゃいけないわけですよ、
暴君アナルフィンガーのもとへ。
憂鬱でしたね。
性病の可能性はないって自分では思っていても、
万が一変なのが出てきたらどうしよう、、、
それこそ暴君の思うつぼじゃないですか。。。
またチンコ見られるのも嫌だなあ。。。

でもね、なんにも出ませんでした。
私の竿は清廉潔白でございましたよ。
そしたら暴君の野郎、ヘラヘラ笑いやがって、
「じゃあ前立腺マッサージしておきますから、
1週間に一度くらい自分でやってください」だって。
そんだけじゃ足りなくて、
「あ、彼女にでも頼んだ方がいいかな」ってさ、
あんた、、、何を俺にぶつけてんだよ、
ぶつけるなよ、それけっこう痛え〜んだよっ、
て泣けてきました。
辛くてナロウなアナルの筋肉がキュッと閉じちゃいました。
それがまた恥ずかしくて泣けるっていうね。

てな次第でして、
皆さまも前立腺をお大事に。
お水はいっぱい飲みましょう。




黄金色に泡立つ微炭酸の聖水を啜れ



4月7日(火)


待ち合わせをすっかり忘れていた。
夕方、風呂にでも入ろうかなあと思っていたら、
「ゴメン、10分遅れます」というメールがきたので思い出した。
すぐ飛び出したからそんなに待たせなかったけど、
風呂にも入っていないし歯も磨いてないし、汗だくだった。
10分くらいで用事は終わった。
帰り道、ぶらぶら駅を歩いていたら
「お嬢様聖水」というドリンクの広告を見つけた。
すごいネーミングに立ち止まってしまった。





2015年6月15日月曜日

飲むために働き働いたら飲むのだがピークタイムを海馬が記憶しない



4月6日(月)


週末からのギフト「倦怠感」を抱えて

今週も月曜日がやってきましたね。

体調がまったくもって不良です。

邪、です。

第三人格がカタチだけ仕事をしております。

夜は予備校時代の友人Uの花見へ。

代々木公園で待ち合わせをしていたら

たまたま通りかかった大学の同級生Pも捕獲。

久しぶりに会ったらパパになったばかりでした。

こんな邪な自分と酒を飲んで

人生の好機をつかみ損ねないでくださいね。

でもUの知り合いは酒好きの良い人が多いので

飛び入り参加のパパPも楽しそうだったし

ナナコちゃんとマキマキちゃんを覚えたし

桜は散ってたけどとても愉快な花見でした。

その後、ボノボに顔出してからアイララへ。

結果、このメモが事実なのかどうか判別できないくらい

記憶が曖昧といういつも通りの仕上がりでした。

春は酔いですね。






断色男はことの顛末を問う




4月5日(日)



山梨の山奥で意識を失い

気がついたら朝の10時だった。

Sさんの車の後部座席で汗だくだった。

ことの顛末が理解できないまま会場をあとに。

久々の友人に挨拶をする間もなかった。

これから富士山を見ながら温泉に入るのだという。

しかし温泉から富士山は見えなかった。

そして温泉ではなくただのお湯だった。

ことの顛末が理解できないままホウトウ屋へ。

ホウトウ屋なのに馬刺しを食べた。

そんでもう東京に帰るのだという。

ことの顛末があまりにも不明なので

スーパードラマーのH君が教えてくれた

今聴いて欲しいドラマー3人の動画をユーピーし

功徳を積んでおこうと思います。


Morgan Agren


Chris Dave


Robert GlasperとChris Dave








断色男は山に人生を問う



4月4日(土)



昼、バンドの練習時間を間違える。
追い打ちをかけるように仕事がくる。
よって練習がドタキャンとなる。
音楽より仕事をとるのですか?

夜、山梨のパーティーに行くため
Sさん車に乗り込む。
Sさん、Hロス君、S野ちゃんが
ずっとしゃべりっぱなしのため、
あっという間に会場に着く。
ここにおいて失いかけた音楽を取り戻す。

しかして瞬時に記憶が失われ
覚えているのは
・サービスエリアではラーメン
・会場がキャンドル畑のようで良い
・テキーラボーイがお出迎え
・個人的に誘惑に打ち勝った
という音楽に関係のないものでした。

色を絶ってこそ聞こえる音もある。
そうでしょう、と思いたい。






2015年5月11日月曜日

断色がはじまり夜は涙の香り



4月3日(金)の思い出



1時間目
トマトたっぷりハヤシライスはデミグラスな香り。
片手で持てないほど大盛りなのに、一応お通し。
そしてマスターを監視していないと
「水のウイスキー割(1:9)」が出てくる。恐怖。
少年のように爽やかな水割りが飲みたい時は
「ジュブナイルで」と頼むと良い。
エスプリが通用する希有なロックバーである。


2時間目
隠匿の香ばしさがほとばしり、くんかくんか鼻調査。
秘密のサロンはレゲエのリズム。
ひとりカウンターで名探偵ごっこをしていると
ふらふらっ、ざざーっと、勢いよく現れた
羽振りの良いIちゃんと友だちになる。


3時間目
レズだというIちゃんから漂うオシャレな好い香り。
20代で渋谷にマンション買いました、ってすごい。
タバコを1本上げたら一箱買って返してくれた。
羽振りの良い美形の娘は静岡出身。


4時間目
しきりに「ダメ、ゼッタイ」と語りかけられる。
まるで私が「ダメ、ゼッタイ」代表のようではないか。
そんなにもうさんくさい香りが漂っているのかと勘ぐる。
正直に答えても信じてもらえず。
そう、真実は神のみぞ知る。
今宵すべてのキョジャッキーにアーメンを。





2015年4月8日水曜日

仕事は明日でもできる花見は今日しかない



4月2日(木)



神田川のそばに住んではや1年。

今年も川沿いの桜並木が満開です。

沿道まで生い茂った桜が

ピンクのトンネルになり、

透き通るような花弁を

青空をバックに散らしています。

夢か映画のワンシーンみたいな色彩。

艶やかであやうくてきれいです。

どっさりたわわに実る花々が

枝をしならせ咲き乱れているので、

今日が限界かなと思い立ち

午前中は花見散歩をすることにしました。

まぶしく見上げ、写真を撮り、

花弁が顔にあたり、花見客としゃべり、

歩道橋の上から眺め、公園で休み、

手をつなぎ、野菜を買って帰る。

鼻水が止まらないほど幸福でした。

花粉が飛んでなければ完璧でした。



夜、やる気みなぎる仕事を勇気を持って切り上げ都内有数の居酒屋と信じる大久保の呑吉へこのお店ほんとお薦め。生レバーと馬刺しとレモンサワーで感動的に仕上げつつなぜ天使が降臨したのかその理由をじっくりインタビュー人生はタイミングと啓示を受ける。さいきん痩せないM山先輩がチャリンコで合流したので近所の居酒屋でさらにレモンサワーを飲み直していると立川のSさんから連絡があり週末は山梨へ行くことに全てがとんとん拍子だ。安定した春の夜に感動してプラトニックに就寝。






自問が難問で苦悶しつつエイプリルがカモン



4月1日(水)



「罪の意識が善意の基盤となる。過去の後ろめたさが未来の裏切りを制御する。永久に封印される禍々しき想像の力、その毒を代謝し続ける痛みに満ちた生。苦痛こそ正義を成り立たせる官能なのだ」

というような一節を読んでドキッとした。
それでこんな一節を想い出しました。

「悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。それが真の調和の根底にあるものなのだ」

で、平和や快適さを求める一方で、どうしようもなく犠牲や生け贄を求めるもの、他者の苦痛や絶望に好奇を煽られるもの、という思いに囚われて怖くなる。

人間にセットされたこういう心の傾向が、正義や調和を実現するカギとして必要悪ってことになるのなら、大いなる矛盾がエンドレスループですよね。

平和のために血が流されるけど、血が流れている限り平和じゃなくて、その血への罪悪感や後悔が高まり止血剤となって、やっと血が止まり平和になるんだけど、けっきょく罪悪感や後悔が薄れてくると、また血が流される必要が出てきてループ。

罪人こそ神の道へという宗教もあるけど、悪を知らずして善を守ることはできないということなのかしらん、生まれっぱなしの100%善とかはないのかしらん、とか考えて肩がバキバキにこりました。すこし嘘をつきました。






2015年4月7日火曜日

通信や重工をかけずり回りながら切なさをまき散らす



3月31日(火)



寝不足だからか、

とつぜん生活が変わったからか、

くよくよした切なさに襲われました。

でもこういうのにも慣れるものですね。

雨が止むのを待つように

ただじっとしていれば

それはやがて去っていく。

待っていられなくて取り乱すと

よけいな傷が増えたり

ダメージがでかくなったりする。

って分かっていても

じっとしている間は

切なさ大爆発なので

切ない切ないですな。

あー切なかった。







2015年4月1日水曜日

最後の荷物と新しい菓子折を抱えて煙を吐く




3月30日(月)



ドシャーッと一気に様変わりした生活に馴染めないまま新しい一週間がはじまりましたでもまだYOUTUBE見ながらホゲホゲ夢見心地なんですがああいけない打ち合わせまでに原稿を仕上げなきゃううううぎゃーもう昼過ぎだ。

やっぱりきちんと挨拶しなくちゃこういう場合は菓子折だろうかどうなんだろうか目一杯逡巡した後馬鹿のひとつ覚えよろしく松坂屋でチョコを購入おいしくなーれ。

ところが足が全自動で向かうのは3丁目でいつもの店で大量のもやしと豚肉を食べ最後の荷物を渡しジュエリー作家だというふくよかな女性の話を聞きました東北復興はまだ終わっていない。

緊張を煙に巻き巻いた煙をぼふっと吐き出し意を決してご挨拶木の扉を開けるとなぜかそこにはDが先回りしていてなんだよあんたそんなら先に言いなさいよ。

疑似ご親族の方たちとのご挨拶で緊張MAXグラスぐらぐらなんとかカホンちゃかぽこしているとNご夫婦とM子が現れ現実に着地ふぅーと一息ついたのもつかの間驚愕の棚ぼたに悲鳴が上がりまあそうだよなと納得してタクシー帰宅ねむい。





大安が急にやってきてションベン小僧は布団を洗う




3月29日(日)



朝六時、目覚めとともに涙。

なぜこのタイミングで

ションベン小僧が襲来なのか。

熱いシャワーを浴び、ちょっと泣き

問題は放置したまま

ソファーに身を縮める。



猛烈な二日酔いの夢に女神が降臨し

優しいスープと許容をくれた。

ションベン小僧の悪事を懺悔。

キングサイズの敷き布団と掛け布団を

人力で洗い遂げ、握力を失う。

そして、唐突に、大安はやってきた。

立ちくらむような約束。

もう夕方になろうとしていた。



小雨に打たれバスに乗り春風へ。

事の次第を友人に告げるが現実感なし。

嘘のような本当のはなし。

へんてこな音が流れていて

へんてこな人が踊っている。

距離のある狂乱に気持ちがすくむ。

大安の約束だけが

遠のく正気を呼び戻してくれる。

握った手は温かかった。

雨の中、家まで歩いて帰った。







入滅、滅度、即ち死、仏滅をして絶対平安の境地へ




3月28日(土)



うすぼんやりとしたグレーゾーンを

引き延ばし続ける。

気がつかないふりをして。

黒と白の境界線で思考は止まる。

卑怯者は卑怯な平穏に逃げ込み

罪の記憶に怯え声もなく泣く。

偽物の踊りばかり踊り続ける。



本物の陽光が差し込んで

闇がくっきりと浮かび上がる。

恐れていた決断が迫られる。

罪はより重い罪となり

あばかれた血が

とめどなく溢れ出す。

逃げられない。

残酷が告げる。

生け贄の涙がぽとりと落ちる。

偽物の夏休みが終わる。



起床、告白、決断、享受、謝罪、涙、移動、新井薬師、桜。償いが必要な罪を償いながらとか自責の念を抱えながらとかうじうじしてても大した罰にはならず残酷な決断は残酷な仕打ちとして誰かを大きく傷つけ新しい生活がはじまるよごめんありがとうさようなら。

アルタ前で待ち合わせゴールデン街のBへいくとヤンキーがいた。業務連絡を済ませてDと合流し花園神社の桜を冷やかしながら北海道の幸を目指す。もはやイカ刺ししか覚えていない魚を肴にマダム推薦の日本酒をカパカパDは真っ赤なタコに。「うちは中森明菜一本でやらせてもらってます」と言い切る2丁目のKちゃんのお店でマイクをにぎりグラスをにぎりボトルをにぎりこぶしをにぎったら南国Aへ移動。失ったグレーゾーンへのルサンチマンを撲滅すべく琥珀をひたすらあおり頭を振り人格が切り替わったところでステップを踏み煙突から煙を吐いて忘却の彼方へごめんなさい。






疑い淀む横顔に、寂しき狂気の色が差す



3月27日(金)



知ることで捕獲されてしまう。

知らなかった

無傷なころにはもう戻れない。

傷に囚われ感染した恐怖。

飲み込まれてはだめ

そう思っても

飲み込まれる官能に

口元がゆがんでいく。

疑いが空気の質を変え

嘘が場違いな音をたて

ねじれた愛情から血が流れる。

のを見ていた。気がした。

そんな、悲しい日でした。






2015年3月31日火曜日

人間はあんなにも速くドラムを叩けるものなのかー



3月26日(木)



しなやかな筋肉が

クッションとなり、

子猫たちが自在に

芝生の斜面を

転げ落ちていく。

跳びはね、抱きつき、

方向と体勢を

くるくる変えながら、

立ち止まり、また加速する。



岸壁から清流が噴き出し

飛沫がコマ送りで

舞い上がる。

木漏れ日の中

水滴と光の粒子がぶつかり

解け合い震え景色を変え、

淡い虹のベールを現出させる。



喉が渇いた人が

水にありついたように、

腹を減らした人が

食べ物を口にしたように、

閉じ込められた花が

陽を探し出したように、

次々と与えられ、

次々と満たされていく。



朝は洗濯機の故障で1階が水浸しになってクヨクヨしましたが、午後出社してからは鶯谷デッドボールのブログで笑いが止まらなくなり仕事が手につかず、夕方から初めてのビルボードでSoft Machineを聴いて猛烈に感動したのでその印象を上記のごとく採集いたしました。気取ってますが自分へのイマシメーション(戒め)を込めて掲載。





今年の罰ゲームは鶯谷デッドボールに決定した夜



3月25日(水)


「いろいろゼロ」な仕事は伸ばせるだけ伸ばすことにしていますただこれ以上伸ばすと事故るってタイミングが今日でしたので半べそかきながら夕方に提出このへんまったく学びませんでもそれが良いんですとか言い聞かセル。終われば終わったでなんという開放感すばらしい眠気も吹っ飛び気合い十分ハイチオールとにんにく卵黄と黒酢をへパリーゼで流し込んでから三丁目へ。

お通しのカレーをがっつり喰いすぎてもはや乙カレーとか言う余裕もないくらい満腹むしろ気持ち悪い。Dから電話があってかけ直すとAにいてその足で合流して二丁目の帳を上げました。ボックスの常連さんが記念写真を撮りたそうだったのでカメラマンを買って出たらビール奢ってもらって名刺までいただいたら高名な方だったのでミーハー全開でびっくり俺も偉くなりたいな。

Sに戻り先輩ライターのUさんから鶯谷デッドボールの話しを聞き狂喜乱舞すごいすごいよ監督この世の罰ゲームをかき集めたような禍々しさに大爆笑して帰宅洗濯機回して就寝。






1刹那の長さは1/75秒と言われても応用効かない



3月24日(火)



誰が常識人なのかという話しになりまして、

まっ先に切り捨てられました。

常識くらい持ってるわと思ってたんですが、

刹那的に生きすぎ

と評され相手にされませんでした。

刹那は常識の反意語でしたか。

常識なくてすんませーん







居眠りによる手の痺れが2時間もとれなくて静かに焦った



3月23日(月)



このダルさは週末からの贈り物。

そう思ってがっちりキャッチ。

ハイチオールCで慰めつつ、

ひたすら赤字を打ち返す。

夜は3丁目と2丁目。

応援メッセージをいただく。

ありがたやー






2015年3月26日木曜日

彫ラーメン御苑芝生鼻水喫茶鼻水南口相対性鼻水ミルズ焼肉




3月22日(日)



二日酔いじゃない。

天気もいいし平気。

そう言い聞かせて

自転車にまたがってみましたが、

家から10mくらいの坂道で

はやくも猛烈な倦怠感。

花粉症でマスクもしてたので

ハアハアいうたびに

マスクがペコペコ邪魔をして

あっというまのハンガーノック。

正確に言うと酸欠です。

視界がグニャーってなって

大久保通りで死ぬかと思いました。

正確に言うとコケました。

ハンドルがグニャーってなりました。



クラクラしながらも

新大久保まで超低速ペダリング。

毛玉だらけのスエットを履いた

ホッチョローニ監督に挨拶を。

「忙しいからスタジオの外で」と

なぜか非常階段に連れて行かれ

3分くらい話して終了。

刺青産業、お忙しいようです。

ご活躍なによりです。



次はかねてからの夢だった

「休日、芝生の上で読書」

を敢行すべく新宿御苑へ。

その前に腹ごしらえと思い

ラーメンを喰ったのですが、

これが痛恨のミスチョイス。

二日酔いの倦怠感がマックス。

正確に言うとお腹を壊す。

勘弁してくれゲーリーよ。



軽やかさゼロで御苑へ。

ゲーリーピーピーを悟られまいと、

大木の幹をポンポンしたり

しみじみ撫でてみたり、

自然だーいすき的な体で

平然とピクニックシートを敷きました。

なぜ強がる必要があったのかは不明です。

トイレに立つとシートが風で飛ぶので

もはや身動きすらできず、

夢にまで見た芝生の上で

自作自演の軟禁状態完成。わーいわーい



ゴロゴロきゅーきゅー

不穏な腹の音を聞きつつも、

マスクを取り、小説を開いてみました。

おお、これだよこれって感じの

シーンが5分あったかどうか。

風はさみーわ花粉症は大暴発するわで

あっという間に降参。退散。

小説、1ページも読めませんでした。



目は真っ赤で潤んでるし

マスクは鼻水で水浸しだし。

でもIさんと待ち合わせしてるから

不審者まるだしで新宿駅南口へ。

具合が悪いのと見た目も悪いのとで

久しぶりに心の底からキョドリました。

「。。。大丈夫ですか?」と

還暦越えのIさんに

心配されたのだけは覚えてます。

何か約束したはずなんですが

鼻水と一緒に流れ去りました。

まことにもうしわけございません。



今度はその足で水道橋へ。

相対性理論×Jeff Mills

「回折III」に招待されたのです。

いえい。

でもあまりの具合の悪さに

編集者Yさんを待っている間、

ホールの前でうずくまってしまい

やや注目を集めてしまいました。

聖地を穢してすいません。



しょっぱなのJeff Millsさん

1時間ちょっとは、

ドミュンと見まごうアングルでしたが、

久しぶりの相対性理論さんは

気迫というかロックな気分というか、

闘気がぶわっと出ていてかっこよかったです。

改めてやくしまるさん天才と思いました。

最後の両者のセッションというか対決は、

鼻水止まるかと思うくらい緊張感があって、

ここ最近見た中で一番実験的でしびれました。

終わり方とか、こっちが息が詰まりましたよ。

ほんと素晴らしいパラレルワールド現出してました。

良いもの魅せていただきありがとうございました。



ライブ後、大満足で焼肉を喰ったのですが、

鼻が詰まってて味がしませんでした。

以上、いろいろやった日曜日でした。

そういえば自転車を忘れてきました。

来週もはりきってまいりましょー






2015年3月24日火曜日

使用済みの検便キットほど見られたくないものはない




3月21日(土)



朝、お店からの連絡で

夢遊していたことが発覚。

行った記憶がゼロで戦慄。

金を払わないばかりか

タクシーにまで乗せてもらったらしい。

それなのになぜパジャマに着替え

布団で安らかに眠れたのか謎。

まあカバンもないが二日酔いもなし。

そんな快調な土曜日は

おはようとごめんなさいとありがとうから。

カバンは下北沢にあることが分かったので

ついでに世田谷美術館の岡崎京子展を見に行く。

あまりの賑わいでゆっくりできず残念。

道草をしながら下北沢に舞い戻り、

ライブハウスの店員さんからカバンを受け取る。

「壮大に忘れて行きましたね(ニヤリ)」。

おもしろいことを言う人だな〜と思ったけど、

カバンの中を見直して戦慄プレイバック。

あな恥ずかしや、検便キットが入っておりました。

フオオオオオオオオ



夜は代田橋でスカのイベントに誘われているので、

美食家M君おすすめの店で優雅な時間つぶし。

Dちゃんなども合流し、

イベント前にすっかり仕上がってしまう。

ベロベロで12時手前、

「もうイベント行きますよ」というDちゃんを尻目に、

大先輩たちが集っているという

懐かしのゴアトランスパーティーへ。

ちらっと挨拶だけするつもりが、

ずっぽりハマって気付けば4時前。

あわてて代田橋に行ったけど、

最後のDJで揺れることしかできませんでした。

明け方ホープ軒喰って終了。

個人的にはとても素敵な一日となりましたが、

なんだかまたご迷惑をかけたようなので、

焦らずたゆまず明日も励みたいと思います。






仕上がり極まるもションベン小僧に負けなかったぜ初勝利




3月20日(金)



一番好きなバンドは?

と聞かれたら迷い無く

「THE POPS」と答えています。

答えに迷わなくて良いので

大変ありがたく思っています。

今夜はそんな「THE POPS」

レコ初イベントですので、

やる気みなぎる仕事を早々に切り上げ

M山先輩と下北沢に集いました。

回転寿司と日本酒で軽く仕上げてから

急いで会場に向かったのですが、

だいぶ時間が押しているらしく、

さらに仕上げるはめになってしまい、

肝腎の「THE POPS」が始まる頃には

仕上がりまくってフラフラでした。

客を図らずも仕上げてしまうなんて

ほんと「THE POPS」の凄いところです。

RANKIN TAXIさんとの絡みなんて

もうがっちり仕上がっておりますから

まったく記憶がございません。

おそらく例の音頭に合わせ

皆で楽しく踊ったことでしょう。

記憶とカバンをなくして

気付いたらパジャマで

すやすや眠っているほど

仕上がり極まった金曜日でした。




閑話休題というか歴史など振り返っている余裕ナシ




3月19日(木)



(前日の話しからは続かない)

人生は登山というメタファー。

登り切ったからといって

そこに何かがあるわけではなく、

つまり答えがあるわけではなく、

さらに高い頂きを見上げながら、

自分の無力さを見つめ、下山し、

それでもまた登る。

これは諦めるための物語ではなく

奮い立ち生き続けるためのメッセージ。

そう捉えて奮い立つ木曜日。

ゴゴゴゴゴゴゴ

で、仕事も早々に切り上げて夜の海原へ。

元気ハツラツな大村崑

もしくは

ごはんですよの三木のり平

にそっくりなYさんと意気投合し

はじめて二人で飲む。

ずっと有名なイラストレーターだと

思っていたのだが

「俺はただの警備員だよ」とのこと。

その身に纏う

ただならぬオーラはなんなのか。

職業が人をつくるわけではないのだ。

みたいな話しを

ラテンのリズムに合わせて

ペラペラしたとかしないとか。






2015年3月19日木曜日

個人的音楽史にみるエクソダス(20代)



3月18日(水)に引き続き考えたこと



(前日からの続き)

幼少期からのピアノとバイオリンの

アウシュビッツな強制練習は、

憎悪というプレイスタイル(生き方)を

自分に与えてくれた。

それは表面では拒絶しながらも、

実は甘えているという依存関係だった。

ふてぶてしくレールに乗っていただけ。

想い出しても恥ずかしい。

それをかっこつけて飛び降りたものだから、

案の定、大けがをした。

音楽と取り違え、刺激に手を出したからだ。

問題は刺激にあるのではなく、

音楽と刺激を混同し

刺激にプレイスタイル(生き方)を

求めたことにある。

だから10代最後は毎日がホワイトアウト。

20代の歴史はここからはじまる。



とはいえ刺激は自分に色々なものをくれた。

自分ではない自分、自分の中に眠る自分、

自分を超えた自分、もうひとりの自分。

ひたすら真っ白い世界で

自分をフラグメントし続けながら

他者とはいつだって

「同じ場所」で出会えると信じていた。

それがトランスとレイブ。

ちょうど時代は世紀末だ。



はじめて自分で楽器を選ぶのも1999年。

バイトをして浅草でジャンベを買い、

代々木公園で叩き、ハチ公前で叩き、

恵比寿駅前で叩き、五反田のアフリカ人と叩き、

鎌倉の山奥で叩き、藤沢の歩道橋で叩いた。

叩けば叩くほど流れに乗れた。

流れ流れてバンドにまで誘われた。

トランスとレイブを行き来するバンド。

「80(エイティー)」というバンドだった。



シーケンサーとシンセとギターとベースが

轟音でインプロを鳴らしている中で

いくらジャンベを叩いても聞こえるわけがない。

音で交わるというよりも

叩くという運動によって踊っているだけ。

何が演奏されているかさえ聞き取れていなかった。

つまり自分は音楽を奏でてはいなかった。

そして踊るからには刺激が必要になるし

刺激がなくてはとても叩いていられない。

でも刺激さえあれば「同じ場所」へ飛べる。

かくして自分は刺激を破滅的に摂取しはじめる。



ほぼ毎週のように

ライブ、レイブ、ライブ、レイブ

刺激、エフェクト、刺激、エフェクト。

こんな生活を2年くらい続けた。

大学にはまったく通っていなかった。

2年間でとれた単位は2だけ。

ひたすら「同じ場所」へ行くために

刺激を求めて放浪し続ける。

中途半端なヒッピーのような暮らしだった。



かといってヒッピーになる度胸もなかった。

世界を放浪したいという気持ちも起きなかった。

自分のない不安さと、自信のなさから逃げるため、

刺激によって気絶し続けるしかなかった。



失われた音楽(=憎悪=生き方)を

取り戻すつもりだったのに、

いつしか存在までをも失いかけていた。

あまりにも手応えのない人生。

この先生きていける気がしなかった。

もはや逃げ切るための刺激、

終わらせるための刺激となり、

バンドが空中分解した後は

音楽すらも聴かなくなる。

そして人とも会えなくなり

ひたすら引きこもるだけの毎日へ。

確かに刺激はかりそめの音楽を与えてくれたけど、

決定的な何かを奪い尽くしていった。

これが音楽との決別、第三章。

(つづけなくてもいいか)