3月28日(土)
うすぼんやりとしたグレーゾーンを
引き延ばし続ける。
気がつかないふりをして。
黒と白の境界線で思考は止まる。
卑怯者は卑怯な平穏に逃げ込み
罪の記憶に怯え声もなく泣く。
偽物の踊りばかり踊り続ける。
本物の陽光が差し込んで
闇がくっきりと浮かび上がる。
恐れていた決断が迫られる。
罪はより重い罪となり
あばかれた血が
とめどなく溢れ出す。
逃げられない。
残酷が告げる。
生け贄の涙がぽとりと落ちる。
偽物の夏休みが終わる。
起床、告白、決断、享受、謝罪、涙、移動、新井薬師、桜。償いが必要な罪を償いながらとか自責の念を抱えながらとかうじうじしてても大した罰にはならず残酷な決断は残酷な仕打ちとして誰かを大きく傷つけ新しい生活がはじまるよごめんありがとうさようなら。
アルタ前で待ち合わせゴールデン街のBへいくとヤンキーがいた。業務連絡を済ませてDと合流し花園神社の桜を冷やかしながら北海道の幸を目指す。もはやイカ刺ししか覚えていない魚を肴にマダム推薦の日本酒をカパカパDは真っ赤なタコに。「うちは中森明菜一本でやらせてもらってます」と言い切る2丁目のKちゃんのお店でマイクをにぎりグラスをにぎりボトルをにぎりこぶしをにぎったら南国Aへ移動。失ったグレーゾーンへのルサンチマンを撲滅すべく琥珀をひたすらあおり頭を振り人格が切り替わったところでステップを踏み煙突から煙を吐いて忘却の彼方へごめんなさい。
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