毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2011年5月8日日曜日

4/2 菓子パン泥棒






2011年
4月2日(土)
新潟快晴





菓子パン泥棒



菓子パンPJ 1日目。

朝7時起床。

ネットで仙台の情報をチェックすると

駅前の避難所がことごとく閉鎖になっていた。

(避難所情報は毎日更新される)

回ろうと思っていたルートがダメになったので

菓子パンを届けるべき避難所を再検索。

いっきに面倒な感じが充満する。



近所のスーパーへ行き、菓子パンを買えるだけ買う。

全部で120個くらい。すでにかなりの重さだ。

新潟ではこれよりたくさん買い集めなくてはならないので

運搬用に100均ででっかいバッグを2つ購入。

これにパンパンに詰めて持ち上がるかは不明だが

なんとかなることにして思考停止。

なんとかするしかないのだ。



家に戻り荷造りをしていると

まるやまさんからメッセージカードのデザインが届く。

会社まで行って出力してみると

シンプルで薄めの仕上がりだった。

ちゃんと手張りにしてブックっぽくしたかったけど

避難所の検索とマップ作成に追われて断念。

荷物を抱えて東京駅までダッシュする途中

エスカレーターが動いていないのがここまで辛いとは思わなかった。



3:15の新幹線で新潟へ。

5:15新潟着。

今夜はいとこの家にお世話になる。

家までの途中、4件コンビニに立ち寄り

日持ちしそうな菓子パンを片っ端から買い占めた。

ワッフル、ドーナッツ、カステラ

チーズケーキやフィナンシェの賞味期限が長かったので

ここらへんを重点的にピックアップ。

聞かれてもいないのに

「仙台に行くんで」

といちいちアピールしてしまう感じが言い訳がましく

自分で自分にうんざりした。



ついに1人で持てる限界になったので

菓子パン収集はここで終了。

かるく300個は超す量を確保できた。

あとはいとこの家で避難所毎の人数に合わせて仕分するだけだ。

なんとか目標が達成でき、いっきに気がゆるむ。



8時前、いとこの家に到着。

叔父は抗がん剤治療中でしんどい真っ最中なのに

仙台に行くと言ったらあたたかく迎えてくれた。

「あんたに会えるの、最後かもしれないから」

真っ白になった叔父にそう言われ

家族のことより避難所のことで

頭がいっぱいになっている自分に気がついた。

偽善とは本末転倒なものなのだ。

パンを仕分けし

避難所情報をもう一度確かめ就寝。

新潟の夜は寒かった。










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