4月2日(土)
新潟快晴
菓子パン泥棒
菓子パンPJ 1日目。
朝7時起床。
ネットで仙台の情報をチェックすると
駅前の避難所がことごとく閉鎖になっていた。
(避難所情報は毎日更新される)
回ろうと思っていたルートがダメになったので
菓子パンを届けるべき避難所を再検索。
いっきに面倒な感じが充満する。
近所のスーパーへ行き、菓子パンを買えるだけ買う。
全部で120個くらい。すでにかなりの重さだ。
新潟ではこれよりたくさん買い集めなくてはならないので
運搬用に100均ででっかいバッグを2つ購入。
これにパンパンに詰めて持ち上がるかは不明だが
なんとかなることにして思考停止。
なんとかするしかないのだ。
家に戻り荷造りをしていると
まるやまさんからメッセージカードのデザインが届く。
会社まで行って出力してみると
シンプルで薄めの仕上がりだった。
ちゃんと手張りにしてブックっぽくしたかったけど
避難所の検索とマップ作成に追われて断念。
荷物を抱えて東京駅までダッシュする途中
エスカレーターが動いていないのがここまで辛いとは思わなかった。
3:15の新幹線で新潟へ。
5:15新潟着。
今夜はいとこの家にお世話になる。
家までの途中、4件コンビニに立ち寄り
日持ちしそうな菓子パンを片っ端から買い占めた。
ワッフル、ドーナッツ、カステラ
チーズケーキやフィナンシェの賞味期限が長かったので
ここらへんを重点的にピックアップ。
聞かれてもいないのに
「仙台に行くんで」
といちいちアピールしてしまう感じが言い訳がましく
自分で自分にうんざりした。
ついに1人で持てる限界になったので
菓子パン収集はここで終了。
かるく300個は超す量を確保できた。
あとはいとこの家で避難所毎の人数に合わせて仕分するだけだ。
なんとか目標が達成でき、いっきに気がゆるむ。
8時前、いとこの家に到着。
叔父は抗がん剤治療中でしんどい真っ最中なのに
仙台に行くと言ったらあたたかく迎えてくれた。
「あんたに会えるの、最後かもしれないから」
真っ白になった叔父にそう言われ
家族のことより避難所のことで
頭がいっぱいになっている自分に気がついた。
偽善とは本末転倒なものなのだ。
パンを仕分けし
避難所情報をもう一度確かめ就寝。
新潟の夜は寒かった。
0 件のコメント:
コメントを投稿