3月20日(日)
晴れ
仙台2日目
引き続き家の片付け。
祖父も父も読書家で蔵書が多いため
倒れた本棚を戻すのに時間がかかった。
戦前・戦後のレア本を眺めながら
いずれ古本カフェでもやってみるか、などと妄想。
脱サラして仙台で古本カフェ。
なんだか薄ら寒いイメージがしたが
イメージできてしまっただけに実現しそうで怖い。
外壁のひび割れに補修テープを貼っていると
隣家の旦那さんがふらりと出てきて
「水、ちょっと出たよ」と教えてくれた。
この地域は急な坂道だらけなので
給水所まで行くのが一苦労だったのだ。
これで少しは安心できますね
でもガスがこないから寒くてしょうがないや
みんなガソリンないからどこにも行けないよ
スーパだってえらい行列で・・・
などと世間話。
とにかくこれでトイレに行ける。
夕方、祖父のお見舞いで病院へ。
担当の看護婦さんに話しかけると
「何も言うことを聞いてくれないんです」とのこと。
祖父を説得しつつ、看護婦さんには菓子パンの賄賂。
ぼけてるんじゃない。
狂っているのだ。
夜、祖父方の親戚の家へ。
今まで疎遠だったにも関わらず
今回のことではいろいろと助けてくれた人だ。
いくらお礼を言っても言い足りない。
しかし
親戚って本来そういうもんなんじゃないのか?
祖父が完全孤立&完全鎖国さえしていなければ
もっと楽しく親戚づきあいができたんじゃないか?
温かい料理を振る舞ってもらい
うまい日本酒を飲ましてもらいながら
ふとそんな気がして泣けてきた。
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