オペラシティでライヒを観ました。
数学的というか、図形的というか
シンプルなリズムの高度な組み合わせによって
聞こえない音が立ち上がってくる
そんな秘術の現場を観ているようでした。
森の中で衣装着て、打楽器全部にトリガーつけて
VJと同期させた光の中でやったら面白いとか
勝手な妄想しながら観てました。
一流のパーカッショニストたちが歯車の一部となり
もくもくと持ち場のパターンを叩き続ける様は
カブを剥く人、ネギをきざむ人、魚を焼く人、米を炊く人が働く
日本料亭の調理場のようにも見えて笑えました。
作業というか、修行っぽい感じが。
没我的なプレイを求められる禅的な精神性。
アフリカのリズムを解析したプログレッシブなスコア。
拡大と収縮を感じさせるサイケな音像。
それをクラシックのフィールドで13人の白人が演奏し
会社帰りのサラリーマンがおとなしく聞き入り
鳴り止まないスタンディングオベーションという
過剰なまでの一体感。
過剰なまでの一体感。
不思議なライブでした。
観て良かったです。
0 件のコメント:
コメントを投稿