毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2012年12月6日木曜日

Steve Reich 2012.12.5







オペラシティでライヒを観ました。

数学的というか、図形的というか

シンプルなリズムの高度な組み合わせによって

聞こえない音が立ち上がってくる

そんな秘術の現場を観ているようでした。



森の中で衣装着て、打楽器全部にトリガーつけて

VJと同期させた光の中でやったら面白いとか

勝手な妄想しながら観てました。




一流のパーカッショニストたちが歯車の一部となり

もくもくと持ち場のパターンを叩き続ける様は

カブを剥く人、ネギをきざむ人、魚を焼く人、米を炊く人が働く

日本料亭の調理場のようにも見えて笑えました。

作業というか、修行っぽい感じが。



没我的なプレイを求められる禅的な精神性。

アフリカのリズムを解析したプログレッシブなスコア。

拡大と収縮を感じさせるサイケな音像。

それをクラシックのフィールドで13人の白人が演奏し

会社帰りのサラリーマンがおとなしく聞き入り

鳴り止まないスタンディングオベーションという

過剰なまでの一体感。

不思議なライブでした。

観て良かったです。







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