2011年
7月15日(金)
奇跡のスーパーCUTE
被災地夏にして草木ふかし
朝10時、東京駅集合。
カメラマン2人、デザイナー1人、ライター2人、社長1人。
合計6名で仙台へ向かい
明日から開催される復興イベント「東北六魂祭」を取材する。
新幹線の遅れもあり、14時前に仙台到着。
JALホテルへチェックインし
商店街を歩き、牛タンランチを食べ、会場である市民広場へ。
それにしても暑い。
仙台にしては暑すぎる。
天気予報の33℃はほんとなのか。
17時頃、下見終了。
仙台が初めてのスタッフが多かったので
伊達政宗像をおがみに青葉城へ。
ところが見どころがあまりなく
あっというまに見学終了。
前夜祭まで時間があったので
今度はタクシーで被災地まで行ってみることに。
観光気分で行っていいものか迷ったけど
できるだけ多くの人が実際に現場に立ち
目に焼き付けておくのもいいんじゃないか。
「ここら辺からですよ」
運転手さんにうながされ窓の外を見ると、一面緑の畑のよう。
所々ひしゃげた車が転がっているが
テレビで見た被災地とは印象が違う。
「ここはなんの畑だったんですか?」と聞くと
「ここには家が建っていたんですよ」と運転手さん。
根こそぎ波にさらわれた荒れ地に
夏がきて雑草が生え始めたらしい。
広がる緑を見てぞっとする。
家が建っていた風景が想像できない。
海に近づくとまだにおいが残っていた。
下水のようなにおいがする。
「もっとひどくてマスクなしじゃいられなかった」
運転手さんは笑顔で説明してくれるけど
ひとつひとつの話しがショッキングでみなうまく反応できない。
1階のなくなった家や横転した家
ぐしゃぐしゃになったガソリンスタンドや
山積みなった車とバイク。
ニュースに出ていた小学校に行ったときは
恐怖と懺悔があいまってもはや興奮していた。
何もかも見たくなって頭に血が上る。
むさぼるように歩き回り
バシャバシャ写真を撮ってしまう。
小学校に入り込んでうろうろしていると
ついにパトロール隊に注意された。
ふと我に返り、不謹慎さを恥じ
手を合わせ、頭を下げ、その場を後にした。
ここから前夜祭。
イベントの成功を祈り
我が社の20周年記念を祝ってもらい
みんなで焼酎をいっきして
高級牛タンをしこたま喰い
美女だらけのキャバクラへなだれ込み
シャンパンを開け
ほどほどにご乱心召され
記憶があやふやになり
気がつくと夢の女が目の前にいた。
仙台ゴイスー
マジパネーしガチ住みてーし
ってくらい最高でした。
(つづく)
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