毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2010年12月15日水曜日

10/15







2010年
10月15日(金)
晴れ





ハワイ7日目 「GOOD BYE HAWAII」



5:45起床。

慌てて支度し6:00のバスに乗る。

どうやら自分が最初の客で、薄暗い車内には誰もいない。

運転手はラジオに合わせて大声で歌う陽気な女性だった。

ハンドルを握る日に焼けた二の腕がたくましい。



7時過ぎ、空港到着。

フライトまで3時間以上ある(予約ミスのせい)。

外でゆっくりタバコを吸ってからすべての免税店を見て回り

モーニングセットをスローモーションで味わい時間を潰す。

行き交う観光客の中には中川家の弟がいた。

そろそろ時間だ。さよならハワイ。



10時過ぎ、フライト。

隣の席は屈強なアメリカ人のおじさんだ。

腕が当たらぬよう互いに身をよじる。

変な体勢で映画を見ていたらそのまま寝てしまった。



騒がしいので目を覚ますと、同じ列のばあさんが胸を押さえて苦しんでいた。

家族や乗務員がぞくぞく集まってくる。

隣のおじさんは専門家なのか、しきりに何かを提案している。

最初は耳を貸さなかった乗務員も、次第にその指示に従いはじめた。

「イエッサー」と言いながら血圧を測ってみたり、処方箋を調べたり。

これぞ美しき機上の団結である。



一方当の本人のばあさん(菅井きん似)はというと

いつの間にか着ていたセーターを脱ごうとしている。

目をつぶり、ハアハアと息をしながらなのでなかなか脱げない。

シワシワのおなかが丸出しになったり

顔が引っかかって研ナオコになったり。

なぜ脱ぐのか聞いても、ばあさんからの返事はない。



やっとのことで脱ぎ終わりババシャツ一枚になった菅井きん。

そのとき機内に衝撃が走った。

けしからんくらいの巨乳なのだ。

顔や身体は枯れ木のように痩せているにもかかわらず

胸はたっぷりハリのあるお椀型。

おまけに乳首まで立っている。

いったいこの老人のどこにそんなパワーが残っているというのだ。



さらにあろうことか

巨乳の菅井はババシャツまで脱ごうとし始めた。

それはまずい。

処方箋チェックに没頭していた家族もあわてて止めに入る。

娘さんに押さえ込まれややおとなしくなる菅井。

しかしまた夢遊病のごとくもぞもぞと脱ぎはじめてしまう。



もぞもぞ。

脱がない脱がない!

もぞもぞ。

母さん!脱がない!

もぞもぞ。

母さんてば…(涙)



なんとかセーターをを着せるまでにどれくらいの時間を要しただろうか。

気がつくと映画がジャッキーチェンからホームコメディーに替わっていた。

一段落した隣のおじさんは満足そうにコーヒーを飲み

なぜかコチラに向き直り名刺をくれた。

なにかあったら連絡してくれとのこと。

黄色い名刺にはUS ARMYと書いてあった。

沖縄問題を解決してください!






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