毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2010年12月9日木曜日

10/13






2010年
10月13日(水)
晴れ





ハワイ5日目 「TAKE OFF」



朝、自転車を借りて、ダイヤモンドヘッドの近くまでサイクリング。

動物園の広大な芝生を抜け、水族館の前を通り、ローカルな住宅街を横切る。

山の中腹に自転車を止めて急な崖を降りてみると

そこはサーファーの隠れスポットになっていた。

貝殻で作った十字架の横の横に、誰かの名前が書いてある。

光も影も、なにもかもが濃い場所だった。



15:00、人生初サーフィン。俺はこのためにハワイにきたのだ。

先達はあらまほしきことなので、スクールに入り一通り教えてもらう。

といっても「ゴー! パドー!」と言われたらテイクオフするだけだ。

あとは英語なので100%分からなかった。

実際に海に出てみると、後ろから押してくれるので簡単に乗ることができる。

年配のご夫婦も一発目から乗れていた。



巨大なロングボードはパドリングがきつい。

スイスイーっと乗っているときは地球のうねりと一体化した爽快な感動があるが

乗れば乗るほど沖までの距離が開き、パドリングの距離が長くなる。

1時間ちょっとで腕と腰がパンパンになった。

腰の関節がパキパキ鳴りはじめた頃、今日一番のビッグウェーブ。

「パドパドパドー! モアパワー!」とインストラクターの怒声が飛ぶ。

ふんがふんがと漕ぎまくりなんとか波をキャッチ。すごいスピードだ。

さあテイクオフというその瞬間、腰にパキーンっと電流が走った。



バランスが崩れ、このままではどぼ〜んと落ちてしまう。

いか〜んと思い受け身の体勢をとった。

転ぶときは水面と平行に落ちるべし、とスクールで教わったからだ。

当然、ばしゃ〜ん、ぶくぶく〜、という展開を想像したのだが

なぜか待っていたのはガツンッという衝撃だった。

ワイキキのビーチは遠浅のリーフである。

リーフとは珊瑚のことで、珊瑚はギザギザしていてとても危険だ。

そんなとこで初心者にサーフィンさせるのもどうかと思うが

せめて一言「珊瑚があって危険だ」というべきだろう。

そんなことも知らず、腰から思い切り珊瑚に激突。

あまりの痛さに一瞬息ができなくなった。



しこたま水を飲んだ後、むせかえりながらボードによじ登ってみると

腰から血がだらだら流れている。打ち身の痛みで身体が伸ばせない。

インストラクターと目があったので傷口を見せると

親指と小指をプリプリ降りながら「アーユーオーケー?」と笑ってる。

「ノー!」といって両手の中指を突き立てたらさらに笑われてしまった。

海の男はかように屈強である。

珊瑚にぶつかったくらいでわめくような奴はいないのだ。






エンジョイというよりはワッショイな初サーフィンが終わり

チャリンコに乗ってマラサダのお店へ。

疲れた身体に甘いマラサダとコーヒーが染み

ハワイ度数がピクンとアップした。

22:00、シェラトンのリッチなプールバーで星空を眺めながらピニャコラーダ。

ポキというマグロのつまみがピリ辛で旨かった。

しかしバーテンになめられているのか、酒を出すのが異常に遅い。

隣の白人は1分で出てきてるのに、5分くらい待たされる。

英語が話せないからなのか、俺の見た目なのか、ちょっとイライラした。



イライラしてもあほらしいので、24時間営業のウォルマートへ移動。

夜ははじまったばかりだ。

アメリカのスーパーは薬から食品、日曜大工までいろいろ売っている。

棚が一面アスピリンで埋まっていたりして壮観だ。

小躍りしながらアスピリンのラベルをチェックしていると

刺激が強すぎたのか腹部に怪しい前兆が。



そ〜っと歩きながらだましだまし店内を眺めるも、ジワジワ脂汗が出てくる。

コレは危ない。一触即発だ。もはや一刻の猶与もない。

ことを悟る。

背に腹は代えられないので

店の近くにあるMちゃんのコンドミニアムを使わせていただくことに。

ハワイでウ○コするために女子の家を訪ねるとは思わなかった。



プッピキピーのチョロチョロパー

ブパパブシュッ、プスー、プスー

ウ〜、ウウウウウッ

ジョシャシャシャシャーーーーー



かくして真夜中のアラモアナに俺のガッデムが響き渡ったのだった。

Mちゃん失敬!!!

ごめんね!!! ありがとう!!!






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