毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2010年10月18日月曜日

8/22






2010年
8月22日(日)
晴れ





京都旅行 1日目



中学生の頃、京都に住んでいた。

友だちの9割は職人の息子で、みんなヤンキーだった。

あれからもう20年が経つ。

呉服屋、染色屋、布団屋、風呂屋、電気屋…

みんな家業を継いだのだろうか。

府庁の前の小さな中学校は今もそこにあるのだろうか。

あの子やあの先輩は今頃どうしているのだろう。

独り身のナルシズムがじゅわっと滲み出し

引っ越し以来、はじめて京都へ行ってみることにした。



朝、早起きして弁当とるるぶを買い、新幹線。

車中、駅弁のあまりのうまさに感動。たしか「さわい」の弁当だったと思う。

正午、あっという間に京都着。外に出るとすさまじい猛暑で熊蝉がジージー鳴いていた。

二条城まで地下鉄に乗っていると、沈殿していた20年前の記憶が浮かび上がってくる。

当時は毎週大阪まで通っていて、片道2時間、せっせと地下鉄を乗り継いでいた。

うんざりするほど遠く、時間がかかり、その行為を飲み込めないため

意味をゆがませ、ただただやり過ごしていた。

それでもやめなかったのは

なにかが損なわれてしまうのを無意識に恐れていたからなのかもしれない。

なんて。

センチメンタルジャーニーはかようにナルシスティックなものである。



全日空ホテルに到着。1泊5000円の激安プラン。

はじめて京都に来たときもこのホテルだった。

チェックインまで時間があったので、荷物をあずかってもらい昔住んでいたマンションへ。

ホテルからは歩いて5分。友だちの家の前や、よく遊んだ公園、ヤマザキパンの前を通ってみる。

町はちょうど地蔵盆で、各町内に祭壇がつくられ、町内会の人たちが集まっていた。

欧陽菲菲のような髪型をしたマンションの大家さんの顔も見えた。

髪型は相変わらずだが、だいぶボリュームが減って、白くなっていた。

でも、ラブイズオーバーなんて信じないよ…(泣)



ホテルに戻り、電動自転車を借り、清水寺へ。

ものすごい坂道だったが、電動チャリなのでスイスイ上れた。

清水寺よりも電動チャリの感動が大きかった。

炎天下の中、汗だくになりながら寺内を巡ると、スポーツ後のような爽快な気分に。

周辺の土産物屋を見物し、祇園にある安井寺へ。

巨石に開いた穴をくぐると悪縁を絶つことができるらしいので、しみじみくぐった。

日も暮れ、腹が減ったので先斗町に移動。

先斗町は鴨川沿いに永遠と続く飲み屋街で

中学のときは全く知らなかった京都の一面。その規模にカルチャーショックをうけた。

川床(かわゆか)という鴨川に張り出した桟敷に座りたかったが、予約いっぱいで断念。

ホテルに戻り、ちょっと寝て、近くの居酒屋へ。

夫婦でやっている店で、娘さん(推定20歳)が美人だったため目が覚める。

調子に乗り、ハモ、湯葉、ハモ、湯葉、とルーティンで飲み倒す。

二条城を眺めながら一服し、大満足で就寝。

(明日へと続く)









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