2010年
4月4日(日)
雨
誇張されたある日の二日酔。
起きがけに見ていた夢の中では
4月4日(日)
雨
誇張されたある日の二日酔。
起きがけに見ていた夢の中では
お茶の間のこたつの横で巨大なバギータイヤをはいた自転車にまたがっていた。
横幅が30cm以上もあるほんとに大きなタイヤで
横幅が30cm以上もあるほんとに大きなタイヤで
僕はそれに感心しながらペダルをこいでいる。
どういう仕組みか分からないけどこいでもこいでも自転車は進まず
どういう仕組みか分からないけどこいでもこいでも自転車は進まず
ルームランナーのようにその場から動かない。
これって、タイヤに仕掛けがあるの?
と、まわりの友人に質問するが
これって、タイヤに仕掛けがあるの?
と、まわりの友人に質問するが
みんなはこたつに入りながらテレビを見ていて自転車には興味がないようだった。
僕はペダルをゆっくりとこぎながら
僕はペダルをゆっくりとこぎながら
ほんとうはもっと違う自転車が欲しかったのになあとぼんやり考えていて
風邪をひくちょっと前のような
風邪をひくちょっと前のような
ボワボワとした不吉な予兆を感じはじめたところで目が覚めた。
起きるとひどい二日酔いで、水を飲まなくてはと瞬間的に思った。
いやもうちょっと寝ていたほうがいいかも、とすぐに思い直したものの
起きるとひどい二日酔いで、水を飲まなくてはと瞬間的に思った。
いやもうちょっと寝ていたほうがいいかも、とすぐに思い直したものの
目をつむると夢の中の不吉な予兆にやられそうで気分が悪かった。
やっぱりすぐに水を飲もうと起き上がったとき
やっぱりすぐに水を飲もうと起き上がったとき
身体が小刻みに震えていることに気がついた。
悪寒が走ったときのブルッという震えがランダムにやってきて
悪寒が走ったときのブルッという震えがランダムにやってきて
手は指先ではなく肘からガクガク震えている。
ますます水だ水水と
ますます水だ水水と
蓋の開いたまま1/5くらい残っていたミネラルウォーターを一気に飲み干す。
これじゃ足りないもう少し飲まないと、と台所の流しの前に立ったとき
これじゃ足りないもう少し飲まないと、と台所の流しの前に立ったとき
身体の中から変な音が聞こえてきた。
それはキューゥンという風船の空気が抜けるような音で
確かに身体の中でなっているけどそれがどこでなっているのかまでは分からなかった。
はじめて聞いた音だったので興味を引かれ、台所に突っ立ったまま耳を澄ませていると
それはキューゥンという風船の空気が抜けるような音で
確かに身体の中でなっているけどそれがどこでなっているのかまでは分からなかった。
はじめて聞いた音だったので興味を引かれ、台所に突っ立ったまま耳を澄ませていると
突然腹部に衝撃が走った。
誰かに腹を触られているようなリアルな触感をミゾオチに感じたとたん
内臓をすごい力で握りつぶされたような痛みが爆発し
誰かに腹を触られているようなリアルな触感をミゾオチに感じたとたん
内臓をすごい力で握りつぶされたような痛みが爆発し
その衝撃で僕はエビゾリになった。
壊れた消火栓から吹き出す大量の水みたいに
壊れた消火栓から吹き出す大量の水みたいに
速度もインパクトもある濁流が胃からこみ上げてくる。
こらえようとすると頭蓋骨全体がじゅわっとシビレ、膝がカクカクいう。
吐く吐くと頭の中で2回繰り返す間もなく口からピュ〜っと胃液が出てきて
ドンッっという衝撃を胸のあたりに感じ、転げるようにトイレに入った。
うつむいたとたん目・鼻・口から透明な液体が流れ出す。
ゴパッという音とともに胃から第二弾が送り出され
こらえようとすると頭蓋骨全体がじゅわっとシビレ、膝がカクカクいう。
吐く吐くと頭の中で2回繰り返す間もなく口からピュ〜っと胃液が出てきて
ドンッっという衝撃を胸のあたりに感じ、転げるようにトイレに入った。
うつむいたとたん目・鼻・口から透明な液体が流れ出す。
ゴパッという音とともに胃から第二弾が送り出され
しみるような酸の刺激が食道と目・鼻・口をダメにする。
身体に力が入らなくなり
身体に力が入らなくなり
しばらくその場にうずくまって次のウェーブを待ちかまえるものの
なかなか悪阻(つわり)がやってこない。
待っていても仕方がないので自発的に吐いてしまおうと力んでも
待っていても仕方がないので自発的に吐いてしまおうと力んでも
なかなかこみ上げてこない。
正確にいうとうまく力むことができない。身体がすこし痙攣している。
そこで声を出してみることにした。「ファイト一発」ではないけれど
正確にいうとうまく力むことができない。身体がすこし痙攣している。
そこで声を出してみることにした。「ファイト一発」ではないけれど
嘔吐ボイスとしてスタンダードな「うえ〜」と言ってみた。
するとこれが功を奏したのか、それとも偶然のタイミングか
するとこれが功を奏したのか、それとも偶然のタイミングか
井戸のポンプのようにジャージャーと液体が出はじめた。
鼻の奥の方でくしゃみをするときのような感覚をつくり
それと胃をつなげるようにイメージすると
鼻の奥の方でくしゃみをするときのような感覚をつくり
それと胃をつなげるようにイメージすると
“んごがっ”という密閉されたフタを開けるときのような低い音が鳴り
口からポンプのように液体がジャージャーと放射される、というコツもつかんだ。
だいたい一口分くらいの液体を一回のジャーで放出していたと思う。
あまりに見事に出るので自分でも感心した。
それくらい文字通りジャージャー出た。
さっき飲んだペットボトルの水なんかより全然多い。
そしてにおいが甘かった。
口からポンプのように液体がジャージャーと放射される、というコツもつかんだ。
だいたい一口分くらいの液体を一回のジャーで放出していたと思う。
あまりに見事に出るので自分でも感心した。
それくらい文字通りジャージャー出た。
さっき飲んだペットボトルの水なんかより全然多い。
そしてにおいが甘かった。
便器に顔を突っ込んだまま
良い匂いなんてことがあり得るのかと自問自答したのを覚えている。
おいしい○○。俺の○○は甘いんだぜ。なんつって。
最後はノドがひりひりした。
嘔吐バックスってよだれを垂らしながらひとりで言ってひとりでウケた。
その後気を失い終了。
おいしい○○。俺の○○は甘いんだぜ。なんつって。
最後はノドがひりひりした。
嘔吐バックスってよだれを垂らしながらひとりで言ってひとりでウケた。
その後気を失い終了。
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