毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2015年2月19日木曜日

今日も今日とて亡霊日和

2月16日(月)のこと

締切って亡霊のように追いかけてきて気色の悪いものですが、
「いよいよあと数時間」ってところまで追い込まれると、
自分でも驚くくらい火事場のクソ力がでるものです。

先手必勝。
最初っからこのクソ力を出しときゃ今頃ハッピーなのに、
いつだってギリギリになるまで霊感は降りてこない。
そして目の前の優先順位が不条理にフラグメントし、
メシ喰ったり片付けたり歯を磨いたりしちゃうんですね。

で、やっと霊感が降りてきて、
半分泣きながら猛烈に書きまくり、
事故る寸前で原稿をアップ。
よし、亡霊退散。

パアアアア〜っと世界が明転し
マザーテレサのような気持ちになって
鼻歌謳いながら原稿を送信しようと思ったその時、
「テーマが変更になりました〜」と担当からのメール。
つまり全部書き直しです。

ライフぎりぎりで倒したラスボスが
瞬時に復活したような衝撃バキュッン。
ゲームだったらリセットしますが
リセットできない現実がここにあるんです(カビラ)。
白目がトレモロで震えだしました。

こんなことにはもう慣れっこの職業軍人は
とりあえず見なかったフリをして次の戦場へ。

まずは明後日に控えた決戦のために、
サクリファイス企画(つまり作り損のカンプ)を
データまで揃えて丹念に仕上げる。
逃亡者は無意味に丁寧になるのです。

さらに某重工業さまの特集企画をつくるため、
専門用語が飛び交うニュースリリースを
辞書を引きながら丹念に読み込む。
罪悪感は時に人を丁寧にさせるのです。

そして21時から23時過ぎまで
江戸城で参謀たちと作戦会議。
机上の空論に振り回されるのは
いつだって前線の歩兵なのですな。

やり場のないアレを抱えて深夜に帰宅すると、
ポケットの中でケータイがメールを受信。

仕事だったら嫌だなあと渋々確認すると、
Jのママから一言、「今、私一人なの〜」。
ここにも亡霊がいやがったか。

やり場のないアレが限界マックス。
目から真っ黒い煙が噴き出し強制終了。
明日は今日よりも平和でありますように。






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