毎日、しらとりが書いて、まるやまが描くブログです。

2011年10月25日火曜日

7/12 愚痴なので読むべからず

2011年
7月12日(火)
サラサラサラリーマン





愚痴なので読むべからず



起きたら昼過ぎ。あわてて会社へ向かう。経理のTさんから7件くらい着信アリ。やばい。二日酔いに効くかと思い黒酢を飲む。効果がないどころか胸焼け。余計気持ち悪くなる。ソバなら喰えるかと思い二枚盛りをたのむも途中で断念。まったく食べられず。日記を書き、タバコを吸い、コピーを書き、コーヒーを煎れ、タバコを吸い、愚痴を聞き、世間話をし、トイレへ行って1日が終了。今日は夕方から仕事の飲み会があるのだ。

サラリーマンは自分の精神を保つためにさまざまさエクスキューズでネクタイを締める。空気を読み、流れを意識し、話しを繋ぐ。しかしどれも何かを生み出すのに必要なエネルギーではない。立場とコンプレックスを前向きに肯定するためのヒステリックな狂躁だ。道ばたから学んだことは、公約数を見つけることではなく、ボディーとセンスで生きていくことではなかったのか。いったいなんなんだよこれは。

でもまさに今、目の前でかようなサラリーマンたちがご自慢の弾をぶっ放しているのだ。在るものをないことにはできない。そう思いぜんぶ飲み込む。ぜんぶ飲み込むと魚のような嫌なにおいがした。乱反射する弾丸を目で追ううちに、アゴから首筋にかけて、背中から腰にかけて、どんどん体がこわばっていくのが分かる。体内に侵入した弾丸は血管を通り、二の腕の裏や、肋骨や、腿や、ふくらはぎを突き破り、粉々になった亜鉛が内蔵を腐らせてゆく。そんなイメージが一気に広がる。するとそれに抗するように復讐心が芽生え、自分から燃え上がった憤怒の火の粉はメラメラと他の人へも飛んでいく。かくして戦争は始まっていくのだ。手を洗わずにはいられない少女のように、他人を凌駕し、勝利しないと気が済まない。あいつを打ちのめさないと存在できない。

ああいやだ。ほんとにもうどうでもいい。でももし本当にどうでもいいならば、そもそもなぜ自分はここにいるのだ。異常な自意識がドロリとこぼれる。いっそこのまま自分の体が砕け散り、すべてを吹き飛ばしてしまえばいいのに。ALL DELETEでNAPALM DEATHなのに。と、今度はそんなことしか考えつかない己に絶望し、しこたまアルコールをたたき込む。そしてやっと考えることを止めるのだが、思考の停止と引換に自分の声までも失ってしまう。もはや私は誰も吹き飛ばすことなく、恥をさらしながら、いつまでもニヤニヤ笑っているサラリーマンもどきだ。沈黙の肉塊よお疲れちゃん。歯を磨いて直ちに切腹せよ!





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