5月5日(木)
GW最終日
おでかけサーズデー
ああ、ゴールデンウィークが終わってしまう。
肥大したルサンチマンに追いたてられ
砕けた腰を持ち上げる。
掃除か、はたまた洗濯か。
いや、今日こそマーガレットの夢を叶えるべきだ。
そう、渋谷でガレットという慎ましい夢を。
ガレット。
油っこいそば粉のクレープ。
自発的に食べたいと思ったことは一度もないが
マーガレットは目を輝かせている。
彼女はワンタン麺でもレバニラ定食でもなく
ブルターニュ地方の貧しい家庭料理を楽しみたいのだ。
理解は努力からしか生まれない。
わたしはナイフとフォークを上段に構え
品よく、オシャレに、ガレットと対峙する。
うう、玉子の黄身が流れ出してしまった。
しかし、隣席の男のうんちくがうるさい。
おまえはガレット博士か。
こっちに聞こえるようにしゃべらなくていいから。
女も女だ。意志薄弱すぎる。
よくこんな男と付き合っていられるな。
DNA的にミスチョイスだ。
ってああ、いけない。
心の邪がマーガレットの時間を汚してしまう。
今はガレットに集中しよう。
ほら、マーガレットは玉子の黄身を上手に絡めている。
まるでフランス娘のようだ。
フレンチなボヌールをハムハムしているんだね。
その心意気にサムズアップさ。
マッシブな乙女時間に肩まで浸かり
コマンタレブーと呻きながら代々木公園へ。
ガレットはまるまる胃の中にいる。
サボタージュをシルブプレなのである。
で、とある事情通によると
今日、公園で
N君が子ども相手にアートしているらしい。
行ってみるとたしかにフェスがマッシブ中で
NHKホールの前にはスケボーのランプが組まれ
コマンドDなblog有名人もマッシブしている。
N君は、こんなマッシブな空間で
白昼堂々アートをかましているというのか。
なんてマッシブなポッセなんだ。
内側から保護者マインドがマッシブし
マッシブ応援しなくてはとエレクトする。
しかし、N君はトイレでマッシブしていたらしく
結局会うことはできなかった。
待てば海路の日和あり。
あらゆる瞬間がマッシブなのだ。
夕方、伊勢丹にて
ジャケットを着ては脱ぐ、という
ジャッキー版ベストキッドへのオマージュを決行し
地下で高級野菜の価格におののき
コーエン兄妹のバーバーを鑑賞して就寝。
現実がマッシブ過ぎて記憶がアメリカン(薄め)。
マッシブもほどほどに、なGWでございやした。
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