2月11日(金)
晴
Tougher Than Rougher
カーテンを開けると雨。
びしゃびしゃの二日酔いだ。
下手にメシを食べると気持ち悪くなりそうなので
先日作ったコンソメスープを飲むことにする。
ニンニク(10個)と生姜(1根)をたっぷり入れたから
もしかしたら二日酔いに効くかもしれない。
料理はおいしいよりも<効く>ほうがエライ。
小さい頃からそう思ってきた。
ポパイはホウレン草でパンプアップするし
キン肉マンは牛丼パワーで悪魔超人をやっつける。
徳川家康だって薬草オタクで天下をとった。
おそらく男というものは
<効き目>を求める生物なのだ。
そして効き目のある食べ物は
往々にして不味いものが多い。
だから不味いければ不味いほど
効き目バツグンな気がしてきてしまう。
「良薬口に苦し」なんかがまさにそれで
とにかく苦しくないと満足できない。
「ガマン汁の数だけ強くなれるよ♪」
たぶん本気でそう思っている。
でもやっぱこういうのってなんかダサイ、とも思う。
弱くて病気がちな男の神経症的な傾向、といったらそれまでだ。
サッカーの中田は野菜嫌いのうえ主食は東ハトのお菓子だし
大リーグのイチローは毎朝カレーしか食わない。
「それでも天下とれるのが本当の男ってもんよ」
確かにそっちのほうがラフでタフでかっこいい。
すがりながらも うらぎりつつ ニンニクスメルで Tougher Than Rougher
もっと頑丈に生まれたかった。
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