2010年
1月27日(木)
くもり
「人生の意味」からできるだけ遠くへ。
という意味合いの人生は、道半ばで失敗。
左手でコマンドSを試みるがキーボードが見つからずほどなく失念。
いまさら「意味」の再探索がはじまる。
しかし追えば逃げるのが人の世で
「意味とのかくれんぼ2010」が開幕。
世界中の「意味」がいっせいに隠れてしまう。
隠された「意味」は読み解くしかなく
読解は曲解へとゆるやかにシフトする。
①「かくれんぼ」とはつまり「かく恋慕」であり
②かくれんぼのドキドキとはつまり恋のドキドキであるから
③すなわちわたしは「意味に恋する5秒前」である。
なぜならば
「人は誰もが自分の言葉しか持たない不明な存在同士」であるからだ。
と新たな飛躍的曲解を招きつつ無意識に左手がコマンドC。
ニヤリと笑って次の曲解へ。
人はお互いに姿の見えない不明な存在として存在しながらも
その見えない相手が見えないわたしを運命的な衝撃とともに見出してくれるのではないか
という昼ドラ仕立ての救済願望を抱かずにはいられず
かように引き裂かれた矛盾に殉じるわたしたちが
「意味に恋する5秒前」的状況に追い込まれるのは自然のなりゆきということになり
これは古くより「いやよいやよも好きのうち」
「わかっちゃいるけどやめられない」などの呪文として
言い伝えられている真理からもうかがい知ることができる。
なるほどなるほどとうなずきながら
曲がりくねった道を進んでみるものの
断片化した地図を片手に気がつけば迷子。
「迷子になるための地図をください」とは尾崎亜美『時間地図』のキャッチフレーズであり
野茂英雄は「地図のない国へ」旅立った男であったのだが
2010年現在においてはみうらじゅん氏の『自分なくしの旅』を参照するにとどめる。
もはや付いてきている人などいないだろうと
落ちくぼんだ目をこすっていると
上空から神殿がヌヌヌと降臨。
降り注ぐアーメンの祝福にネオンのフリルがトリルする。
言い伝えられている真理からもうかがい知ることができる。
なるほどなるほどとうなずきながら
曲がりくねった道を進んでみるものの
断片化した地図を片手に気がつけば迷子。
「迷子になるための地図をください」とは尾崎亜美『時間地図』のキャッチフレーズであり
野茂英雄は「地図のない国へ」旅立った男であったのだが
2010年現在においてはみうらじゅん氏の『自分なくしの旅』を参照するにとどめる。
もはや付いてきている人などいないだろうと
落ちくぼんだ目をこすっていると
上空から神殿がヌヌヌと降臨。
降り注ぐアーメンの祝福にネオンのフリルがトリルする。
「意味はいいけど、責任は?」
不意に囁かれたひと言に、男の左手がぴくりと動いた。
コマンドZ
不意に囁かれたひと言に、男の左手がぴくりと動いた。
コマンドZ
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